顧問先の朝礼である人が発表した話が印象的でした。

小さなお子さんがいる人なのですが、最近その子がいろいろ質問してくると。
この前は、「ねえ、空ってなあに？」と聞かれて、答えることができなかった。
大人にとっては当たり前のことも、子供の目線になると当たり前ではない。
また、それを説明しようとしても実は大人でもよく説明できない…という話でした。

以前、「ヘレンケラー」って何をした人？実は知っているようで誰も知らない、という話を書きました。
今回の「空（そら）」は「ヘレンケラー」以上に本当に誰でも知っている、認識しているのに、誰も答えられないのではないでしょうか。
般若心経の「色即是空　空即是色」の「空（くう）」ではないですよ。
そんな難しいことを言ってません。
ただの上空の「そら」です。

私も子供に「空」を説明できません。
大気がどうだ、太陽の光がどうだなどと言っても子供はわからないでしょう。

私は経営者として、またコンサルタントとして日々小難しいことを考えているつもりになっていますが、実はこの「空」のような当たり前のことすらきちんと理解したり説明したりすることができません。
だからこそ、エラそうなことを言う前に謙虚に日々学び続ける姿勢を持ち続けないといけないと改めて思いました。