経営者向けコラム

「未来予測」より「未来創造」

米トランプ政権の誕生以降、予測不能で不確実な世の中になっています。
景気は上昇するのか、はたまた金融政策への批判や貿易摩擦により景気が冷え込むのか、予断を許さぬ状況です。
こんなときに私たち中小企業の経営者はどういうスタンスを取ればよいのでしょうか。

ある本の中で、これからの時代は複雑でどんどん予測不能になる。
「未来はどうあるか」などという未来予測をするより、「未来をどうするか」という未来創造のスタンスをとるべきだ、
と書いてあったことを思い出しました。

確かに、仮に私たちが未来を予測できたとしても、それで私たちの商売自体が根本的に変わることはないでしょう。
これからの世界がどうなるかを予測した結果が当たって、それで何?

そんなことに一喜一憂するよりは、自分たちの商売に集中して、自分たちの規模・範囲でできることをコツコツと積み上げて、自分たちで未来を作っていくことが大事です。
小さな改善・改革から戦略的なビジネスモデルの転換まで、自分たちで考えてやるべきことは山ほどあります。

外にどんな風が吹こうとも、未来を作るのはあくまで自分たちの意思と努力。
私はそう思います。