経営者向けコラム

成果=知恵×行動

「成果=知恵×行動」
このブログにも何回か登場している、私が経営の指針としている方程式です。

最近、フランスの経済学者トマ・ピケティの著書「21世紀の資本」がヒットしています。
この中で、富を持つ人とそうでない人の格差を作り出す
「r>g」
という方程式が注目されています。
本書によると、歴史的に見れば、いつの時代も、資産の収益率(r)所得の伸び(g)を上回っており、これによって格差がいっそう広がっていくとのことです。つまりお金持ちはどんどんお金持ちになっていく、と。

ちょっとブームに乗ったお話からの導入をさせていただきましたが、ピケティさんの話はやや知ったかぶりブームの感が否めません(実際、私も読んでませんが知ったかぶりたかった(笑))。
ということで、経営者の皆様はピケティの「r>g」は忘れてもいいですが、「成果=知恵×行動」は必ず覚えておいてください。

経営はプロセスも大事ですが、もっともこだわらなければならないのは「成果、結果」です。
しかし、成果は日々の仕事をただ続けていれば誰でも出るほど甘いものではありません。
とにかく毎日「知恵」を使って、色々なことを考え・考え・考えつくすことが大事です。
そして、どんなに考えても、それを実行しないと意味がありません。
「行動」なくして、結果なしです。
実行・実行・実行です。
だからこそ、成果は「知恵」と「行動」の掛け算なのです。

知恵が100あっても、行動が0なら結果は0です。
行動が100あっても、知恵が0(まったく頭を使わない)なら、やはり結果は0です。

ピケティの方程式より絶対だと思っています。