経営者向けコラム

「スーパーマン」より「マン」がいい

久しぶりに顧問先の社長からお叱りを受けました。
「働きすぎて、おかしくなってるよ。疲れすぎて、人の話を聞くことができなくなってるよ。」
「島崎さんがいつも言ってることでしょ。社長が働きすぎて疲れすぎて倒れちゃったら、誰が代わりをやるの?」

グサッと心に刺さりました。
確かに、私がいつも顧問先の社長たちに言っていることです。

言われてみれば、ここ数日意識がもうろうとするくらい働いていました。
また仕事以外にも、、毎日腹筋を200回・腕立て100回やる、など、自分自身に課した大小様々な約束事があり、どんなに飲んで泥酔した日でも自分に課した義務を一日でもサボれないというプレッシャーでがんじがらめになっていました。

俺は何になりたいのか?
スーパーマンになりたいのか?

前述の社長がお叱りと共に、ちょうどその日のほぼ日刊イトイ新聞「今日のダーリン」というエッセイを紹介してくれました。
その日糸井重里氏が書いていたのは、まさに頑張りすぎて壊れてしまう人の話。
そして、糸井重里氏はこう言います。

『「スーパーマン」じゃなくて「マン」がいいや。
「マン」以上になったら落下しそうで怖いですから。…』


またグサッと心に刺さりました。

努力をすることは大事です。
でも、今の自分は「落下の恐怖」が行動の原動力になっています。
自分自身に対する恐怖政治です。
恐怖に支配される世の中は長続きしません。
最後は体を壊して自分も会社も終わり。
もっと肩の力を抜いて、ただの「マン」でもいいのかな…。