先日、顧問先の社長と一緒に競合店舗回りをしました。
地域でライバルとなりうるお店をピックアップして、それぞれのお店に行き、実際にお客になって買い物をしてみました。
ライバル店の状況はその都度確認していますが、一度に10店舗以上のお店を意図的に見て回る機会はそんなに多くはありません。
このような回り方をしてみると、どの店も一長一短、良いところと悪いところがそれぞれ比較されて明確に浮かび上がってきます。
一店舗見ただけでは気づかないようなところ、ましてや、自分のお店を見ているだけでは絶対に気づけないようなところに気づきます。
一方で、たくさんのライバル店を見た中であらためて気づいたことがありました。
繁盛店というのは、総じて「当たり前のことを当たり前にやっている」お店だ、ということです。
商品アイテム数、品ぞろえ、価格帯、陳列方法、店内POP、接客、試食、清掃、チラシ、セール予告など、一つひとつは当たり前のことをしっかり全部やっています。
突飛なことは何一つありません。
逆に儲かっていないお店というのは、思いついた途端にすぐにでもやれるようなことをやっていません。
あきらかにオーナー、店長の意識の欠如、勉強不足、ライバルの研究不足なのではないでしょうか。
ちょっとしたことを「実行するかしないか」だけのほんの小さな違いが、積もりつもって大きな差になっているのです。
プライスカードにちょっと一言書いてみる、お客様の目を見てにっこり挨拶する、など、今すぐできることは無数にあります。
小さなことで構いませんので、まずは実行してみてください。