経営者向けコラム

衝撃体験

年末に衝撃的な体験をしました。

2013年最後の買い物収めで、大みそかに某アウトレットに行きました。
ある一流ブランドに入ったときのことです。
施設全体は年末で込み合っていますが、そのお店にはお客様が一人もいませんでした。
その日私は「何を買う」という目的があったわけではなく、ウィンドウショッピングをしながら気に入ったものがあれば買い物をしたい、という程度のスタンスです。

お店に入った瞬間に、その店の店長とおぼしき40代後半くらいのおしゃれな男性が近付いてきて、このダウンジャケット安いですよ、と話しかけてきました。
まだ何にも見ていないのに、いきなりダウンジャケットと言われても…と思いつつ、軽く会釈で「ありがとうございます」と言って他を見始めました。

特に気に入ったものはありませんでしたが、奥の方にスーツ、コートがあったので入っていくと、先ほどの店長がついてきて、「着てみますか」と。
着るといってもまだ何も見てないので、とりあえず、「大丈夫です」とやんわり断りました。
ハンガーにかかっているスーツをハンガーを動かしながら見ていると、次の瞬間耳を疑うことが起こりました。

先ほどの店長が

「いらっしゃいませー、何しに来たんですかー」

と大声で言いました。

店には私しかいません。
店長は店の外を向いて言っているので、外の人とふざけているのかと思いました。

店を出ようと思ってスーツの場所を離れた次の瞬間です。
店長が机を「バーン」とたたいて、奥のスーツのところに走っていきました。
そして、

「買わねえなら、さわるんじゃねえ」

と言いながら私がさわっていたあたりを直しはじめました。

えーーーー!!(叫び)

耳を疑いました。。。
ここはどこの国ですか?日本ですよね?
釈然としないまま、とりあえず店を出ました。

こんな衝撃的な体験をしたのは生まれて初めてです。
買わないで出ようとして、「ありがとうございます」と言われて逆に気まずいことはよくありますが。
あの店長はなぜこんなことを言ったのでしょうか。
私のことを言葉の通じない中国人とでも思ったのでしょうね。

大みそかに働いている彼にとって、ひやかしの客に腹が立つ気持ちはわかります。
マナーの悪い外国人のお客様が多いのもわかります。
頭の中で思うのは自由です。
でも、口に出したらダメです。

二度とこのお店には行きません。