経営者向けコラム

知らぬは経営者ばかり・・・

先日、うちのステレオが不調になり、サービスセンターに問い合わせをしました。

購入当初から調子が悪かったのですが、3ヵ月くらいだましだましで使用しておりました。
いざ、サービスセンターに連絡すると、当然ながら保証書を用意してくださいと言われました。
私はちょっとした商品の保証書も必ず取っておくタイプなのですが、何の魔がさしたのか、今回はどこを探しても保証書が出てきません。
仕方なくサービスセンターに再度確認すると、購入店舗や購入日がわかるものがあればそれでもよい、との返答でした。

幸いなことに、レシートと領収書を残していましたので、それをつけて現物をすぐにサービスセンターに送付しました。

そのまま1週間。。。

某有名スピーカーメーカーからは何の音沙汰もありません。
ずいぶん修理に時間がかかるんだな、くらいに思っていました。

それからまた1週間。。。
何の音沙汰もありません。

さすがにおかしいと思い、久しぶりにサービスセンターに連絡しました。
すると、しばらくたらい回しされた挙句に最終的には、「保証書がないので修理できません。もし修理希望なら18,000円払ってください」と。

絶句・・・・。

2週間放置していたことに対しては何の謝罪もなしです。
その後、私がブチ切れたことは言うまでもありません。

しかし、敵もさることながら淡々とマニュアル的な対応をしています。
結局、購入履歴が残っている販売店(直営店)から保証書を再発行してもらえば修理対応するとのことになりました。

はらわたが煮えくり返りながらも、素直にそれに従い販売店に電話しました。
さきほどの怒りをぶつけるように販売担当を呼び出すと、今度はサービスセンターとはうって変って正反対の対応です。
ものすごく丁寧で、「そんなに謝らなくてもいいですよ、悪いのは保証書をなくした私のほうですから」、と思わず言いたくなるくらいの気持ちの良い対応でした。

結局、保証書云々というよりも、「お客様にご迷惑をかけて申し訳ない、販売店のほうから、すぐにサービスセンターにもう一度連絡して何とかするから」との回答を得ました。
販売店に対しては、ちょっとクレーマーのようで悪かったな、なんて思ってしまいました。

そして、2日後。。。

何の連絡もなく、いきなりステレオが宅配便で返送されてきました。

これは何?直っているの?送り返されたの?
スイッチを入れてみると、直っています。
直ったなら直ったと言ってよ!!直したんだからそれでいい、ってことですか!!

現物が戻ってきたので、もはや私がエネルギーを使ってまでメーカーに文句を言う気にはなれません。もういいです。。。

こんなことが現場ではおこっているなんて、ここの経営者は知らないのでしょうね。
販売店が一生懸命売るために頑張っているのに、本部がそれをぶち壊しているわけですね。
サービスセンターは外部委託でしょうか?
でも、消費者にとってはそんなの関係ないですよね。

ここの経営者の気持ちになったら寒気がする思いでした。