経営者向けコラム

知らないことよりも知っていると思っていることのほうが危険

先日、顧問先の幹部社員と勉強会をやっている中で、たまたま「チャールズ・ディケンズ」と「ヘレン・ケラー」の話が出てきました。

チャールズ・ディケンズって知ってますか?
「クリスマス・キャロル」を書いた人。
でも、私はそのくらいしか知りません。
知らないので、事前にチャールズ・ディケンズについて調べておきました。

ヴィクトリア朝時代を代表するイギリスの小説家で、ポンド紙幣の肖像にもなっていた人とのこと。
いろいろチャールズ・ディケンズのことがわかりました。

一方で、ヘレン・ケラーってみなさん聞いたことありますよね。
目が見えず、耳も聞こえず、話すこともできないという3重苦を乗り越えた人。
私もよく知っているつもりになっていたので、こちらは何も調べませんでした。

しかし、よく考えると、ヘレン・ケラーって何をした人?

ん?
私も含めて、実はみんなよく知りませんでした。
私なんかはナイチンゲールと間違えていましたし、キュリー夫人やマザーテレサ、赤毛のアン(実在してない(笑))と間違えていた人もいました。

いかがでしょうか?
会社の中でも同じようなことが起こっているのではないでしょうか。

本当に知らないことは調べるなどして対応していますが、みんなが知っていると思っていることの中にこそ、実は落とし穴があるのではないでしょうか。

社内の言葉の定義は大丈夫ですか?
目標に対する認識違いがないですか?
仕事のやり方はどうですか?
社員がしっかりと人に説明することができますか?