今年の5月にドラッカーの金言「すでに起こった未来」をテーマに書きました。
今回はいよいよその未来を見たぞ、という話です。
中国を含む海外からの観光客が1000万人を超え、今年も円安で順調に増加している、百貨店などが中国人観光客向けに積極対応し始めた、など、訪日客が増えているということは経営者なら何となく意識していると思います。
私自身も今年沖縄に行った際に、どこに行っても中国人の団体客がいることに変化を感じていました。
また、北海道に行った知人からも中国人の多さにびっくりしたという話を聞いていました。
なんとなくですが、北海道や沖縄など、日本を代表する観光地にはそりゃ外国人も多くやって来るでしょう、くらいに思っていました。
ところが、先日ある社長から、千葉にある「東京ドイツ村」(東京でもドイツでもないのですが…)に行ったとき、夕方になったら大型バスが何台もやって来て、中国人観光客が大挙して来て驚いたという話を伺いました。
東京ドイツ村(http://t-doitsumura.co.jp/)というのは、関東三大イルミネーションと言われるほど夜景の素晴らしい場所です。
とはいえ、沖縄でも北海道でもない、千葉の東京ドイツ村に多くの中国人観光客がやってきている、という事実は「すでに起こった未来」ではないでしょうか。
中国人を含む訪日外国人が今後どんどん増えてきます。
逆に日本の人口はどんどん減っていきます。
今は観光地の話ですが、近い将来、普通の小売業をやっている企業であればすべて直面する状況だと思います。
今から外国人のお客様を想定した準備をしておいて間違いないと思います。
今後は海外進出をすることだけが「グローバル化」ではないのです。