私の顧問先企業で、今月から新しい期がスタートしました。
前期は中期経営計画の最終年度でもあり、今日(このブログを書いている日が、まさにスタート初日でした)から新しい中期経営計画がスタートします。
これまでの3年間と比較して、次の3年計画では企業規模も業務内容も大きく変化していきます。
これまでの努力や実績を肯定しつつも、さらなる成長に向けて、現状打破、組織変更など、相当な痛みをともなう変化を社員に要求していきます。
社長、役員は身の引き締まる思いで新しい期を迎えました。
一方、管理職を含む現場の社員はどうでしょうか?
一般論ですが、現場の社員にとっては、昨日も今日も同じです。
寝て起きれば明日が来ます。
月末になれば給料がもらえます。
ただそれだけです。
今日は社長にとっては新しい期のスタートであり、特別な朝ですが、社員にとってはいつもと変わらぬ朝です(異動、転勤などがあれば別ですが・・・)。
だからこそ、社長はしつこいくらい「変化」のメッセージを出し続けないと、現場が変わるのは容易ではありません。
油断したらすぐに現状維持、もしくは現状以下になってしまいます。
寝て起きたら明日はない!と、社員の不安をあおるのはダメですが、かといって、社員も私(社長)と同じ気持ちで、会社の未来を考えてくれているはずだ、と思って見守っているのも危険です。
現場を変えるには、それ以上の社長のエネルギーが必要になると考えますが、いかがでしょうか?