先日私の顧問先企業の内部監査に立ち会ってきました。
内部監査というのは、部門間で社員自らがお互いに業務をチェックし合う仕組みのことで、ISOを認証取得している会社では必須の取組になります。
ISOを取得していない中小企業ではあまり実施していません。
この会社は10年ほど前にISO認証取得のお手伝いをした会社ですが、その後ISOブームも去って5年前に認証返上しております。
この会社のすばらしいところは、ISOを返上した後も、仕組の継続とそれをチェックするための内部監査はずっと続けているところです。
10年前に比べて会社の規模も10倍以上になり、経営者の目が隅々まで行き届かなくなっている今こそ、社員同士が改善のために指摘をしあう「内部監査」が効果を発揮しております。
ISOは途中で返上しましたが、その中でも本当に役に立つことは10年たった今でも粛々とやり続けているところに、この会社の強さがあるのだと実感しております。
ちなみに、この会社は現在ではあるサービス分野で業界ナンバー1の会社になっております。