経営者向けコラム

順番を決めることが経営

日経新聞の経済教室面に連載の「経営塾」コラムで一橋大学の楠木教授が書いていました。

企業の経営再建をするのに秘策はない。当たり前のことを当たり前にやるしかない。しかし、それがなかなかできない。当たり前のことでも、一度に全部はできないからだ。だから、戦略ストーリーが大事なのだ、と。

経営者は苦しくなると一発大逆転の秘策を求めたくなります。
しかし、楠木教授の言うとおり、そんな秘策などどこにもありません。ただ、当たり前のことを当たり前にやりきることだけです。

しかし、実際には、課題がたくさんあることはわかっているけど、何から手を付けていいかわからない。今日の業務に追われて、なかなか明日の大事なことを考える時間がない、というのが現状です。

一つひとつの課題を整理し、まずは順番付けをして、誰でもすぐにできる当たり前のことから手を付けていくことが経営者の仕事ではないでしょうか。