ダーウィンの進化論では、「生物は最も強い者が生き残るのではなく、環境に最も適応したものが生き残る」と言っています。
企業も同じだと思います。
「強さ」を何で測るかにもよりますが、例えば、現在業界一の売上を誇っている会社が10年後もその地位にとどまっているかどうかわかりません。
そのときには、社会や経済の変化にうまく適応した会社が繁栄しているかもしれません。
ここから、会社経営をしていく上で最も大切なことは、
「変化に対応すること」
「常に世の中の変化を感じ、企業を革新し続けること」
だと考えます。
もっと言うと、企業は人で成り立っています。
ということは、企業革新の本質は「人が変化し続けること」です。
そして、「人」は変化を嫌います。恐れます。できれば変化しない毎日を送りたいと思います。
しかし、一方で、いつも新しいことを追い求め、変化のない毎日に退屈さを覚えるのも「人」です。
この矛盾に満ちた「人」というものをうまく活用することが社長の腕の見せ所であり、企業存続の本質なのだと思います。
私の顧問先企業は、まだまだ「弱者」である小さな会社が多いです。
もちろん、「強者」になっていきたい思いはあります。
しかし、小さいからこそ、社長の思いを従業員全体に伝えることができます。
小さいからこそ、環境変化に柔軟に対応することもできます。
経営者、従業員が一丸となって、「適者生存」を目指していきたいと思っています。
来年もまたよろしくお願いいたします。