「顧客満足」「CS」が大事なことは現代の日本の経営者なら誰でも認識しています。
(実践できているかどうかは別ですが…)
しかし、その捉え方、考え方はいかがでしょうか?
例えば、以下のような社長のメッセージをどう思いますか?
「会社にとっての生命線は利益である。
しかし、ドラッカーも言うように『利益の源泉は顧客』である。
お客様に満足していただくことなくして、利益を上げることはできない。
だから、当社は顧客に満足していただくために努力し続けるのだ!」
一見論理的で好ましい見解のように思えます。
私もこんな風に考えていた節があります。
先日、ディーラーの顧客満足度(CS)日本一を10年以上連続で獲得しているホンダカーズ中央神奈川の相澤賢二会長の話を聞いて衝撃を受けました。
だいたい以下のような趣旨です。
「私達は何のために働いているのか?
それはお客様に満足していただくためだ。
お客様が喜んでくれれば、私達もうれしい。」
相澤会長にとって
CSは売上アップの手段ではなく、経営の「目的」なのです。
CSはアンケートの手法やコミュニケーションの方法などの技術論ではないのです。
私達のためにお客様がいるのではなく、お客様のために私達がいるのです。
私自身、考え方を改めるきっかけになりました。