私の知り合いで、2万件以上の不動産物件を所有している社長がいます。
先日、彼と話していてあらためて感心したことがありました。
不動産は相場で買っても儲かりません。
しかし、通常、市場に出る物件というのは、不動産屋など周りにたくさんの利害関係者がついているのでほとんど儲からないとのこと。
そして、良い情報は絶対に人からは入ってこない。
人から入ってくる話でうまい話は絶対にない、と。
良い情報は、自ら動いて足で稼ぐしかない。
努力して自分で情報を取りにいかないと生きた情報は得られない、と言っていました。
良く言われていることですが、インターネットの発達などで現在は情報が氾濫している時代です。
知りたいと思えば何でも手に入ります。
私達コンサルタントが昔偉そうに語っていた経営知識なども、ネットでさっと調べれば1分で解決されます。
また、フェイスブックなどを活用すれば、無限のネットワークが簡単に築けてしまうような錯覚に陥ります。
しかし、だからこそ、彼が言うように、本当に価値のある情報は、実はそんな中から自然と出てくるものではないし、待っていればもらえるほど甘いものでない、ということではないでしょうか。
自ら考え、努力し、苦労して取りに行って初めて本当に価値のある情報に出会えるのです。
他力本願であったり、うまい話にすぐ乗りたくなったりしてしまう自分を戒める良い機会でした。