近所のイトーヨーカドーで先日体験した話です。
                  
                  飲むヨーグルトを買い物かごに入れようとしたとき、手がすべって落としてしまいました。
                  「あっ!」と思った次の瞬間、「びちゃっ」と床で破裂して、ヨーグルトをぶちまけてしまいました。
                  
                  「どうしよう!!」
                  
                  とりあえず、全面的に悪いのは私です。
                  弁償しろ、と言われれば素直にお金を払います。
                  周りの人が冷やかな目で見ています。
                  絶望的な気分になりました。
                  
                  こんなときどうしますか?
                  
                  人間は弱いもので、誰かに助けてほしい。
                  普段なら、一番頼もしそうな売り場のおばちゃんに声をかけると思いますが、いっときも早くこの場を逃れたい一心から、近くを偶然通りかかった、もっとも頼りなさそうな段ボールを運んでいる裏方のおっちゃん(明らかに売り場とは関係なさそうな…)に声をかけてしまいました。
                  
                  その頼りなさそうなおっちゃんは、とっさにその状況を把握すると、一瞬も躊躇することなく、「そのままにして、新しいのを持っていってください。」と笑顔で対応してくれました。
                  
                  ヨーカドーってやっぱりすごいな。
                  
                  売り場でお客様が商品を落としたり、こぼしてしまったりした際には、なかなかお客様に「弁償してください」「そのまま買い取ってください」とは言えないでしょう。
                  しかし、店員さんも人の子ですから、「あ~あ、まったくもう…」という気になると思います。口では言わなくても、顔に出るものです。
                  それでも、売り場の店員ならば、いざといういときの訓練はできていると思います。
                  しかし、偶然通りかかった裏方さんまでもが、笑顔で即座に対応ができるのはすごいです。
                  
                  イオンとともに日本の流通を二分するヨーカドーの底力を垣間見た瞬間でした。
                  
                  ちなみに、申し訳ないので、その後ヨーグルトは2本買いました。










