経営者向けコラム

「大人になること=夢をあきらめること」にしてはいけない!

先日、顧問先企業の総会で会社の夢、社長の夢、一人ひとりの夢について語り合う機会がありました。

社長はかつてプロ野球を目指して、甲子園ベスト8、六大学野球ベストナイン2回、社会人野球で活躍した人。
紙一重でプロにはなれませんでしたが、ずっと「夢」を原動力に生きてきた人です。
会社を率いてからも、ステージは違いますが、新たな会社の「夢」に向かって突き進んでいます。

そんなキラキラした社長とは対象的に、最近入ったばかりのある社員の言葉が逆の意味で胸にしみました。

彼は自分の夢を聞かれてこう答えました。
「小学生、中学生のころは夢があった。
だんだん夢が現実にはならないことを知り、少しずつ夢をあきらめていった。
夢は何かと質問されて、今は何も夢がないことに気づいた。
これからは夢を持つことをまず夢にしていきたい…」


どれだけの大人が彼と同じことを考えているのでしょうか。
彼は「夢は何?」と問いかけられる機会が持てただけでも良かったと思います。

振り返って自分はどうか?
経営者の皆様は「夢」をもっていますか?
資金繰りや日々の業務に忙殺され、経営者自らが夢を語れない状態になっていませんか。

自社の社員が「大人になること=夢をあきらめること」
「会社に勤めること=夢をあきらめること」になっていませんか。

もう一度、子供のころの気持ちに帰って、社長と社員とみんなでわが社の「夢」を語り合いましょう。